教育を担う先生の役割
教育現場で、子供たちなどを目の前にして、義務教育などの教育を担う先生の役割は非常に大きいのは言うまでもありません。教育が必要な子供たちは、裏を返せば、教えてもらっていないことばかりなので本能に近いままのアクション、リアクションをしてきます。当然、家庭でのそれまでのしつけは、その子のその時点での行動を適切なものにする役に立つはずですが、そのしつけが行き届いていない場合もあります。義務教育であれば、生徒を受け付けないというのは学校側、教師側には選択肢はありませんのでいろんな生徒がくるのです。
そして、先生の役割は、そんな生徒を教えるだけでなく育てなければいけないのです。教えるというイメージは、知識などを一方的に伝達していく感じです。育てるというのは、伝達した知識がその子の中でしっかり消化され育っているかを見守り、その子の発する信号を見落とさず、適時フォローしていくことでしょう。その最中には、間違ったことをした場合に正す必要もあるでしょうし、良ければほめてあげることも必要でしょう。
また、子供たちは学校で集団社会を経験します。集団社会の中で発生する様々な課題を乗り越える術も身に着けなければなりません。先生がしなければならないことは、その集団の中で課題が発生しないように無菌にすることではないはずです。もちろん度を越えたものは論外ですが、基本的にはいろいろな課題を生徒に体験させ、必要に応じアドバイスし、必要に応じ救い、必要に応じつきはなし、必要に応じ見守ることでしょう。そう考えると、先生の仕事は本当に大変です。